【大豆の効用】 サポニン
サポニンとは、水や油に溶けやすい性質を持ち、著しく泡を発する植物成分の総称です。大豆の中には5種類のサポニンが含まれています。
効用
- 体内に過酸化脂質(腐った脂肪)ができるのを防ぐ。
- 脂肪の合成を抑制する。
- 脂肪の吸収を抑制する。
- 脂肪の分解を促進する。
- 活性酸素を消去する抗酸化物質と、抗酸化物質を安定させる物質。
※ 活性酸素・・・
酸化作用の強い酸素で、脂肪分子とくっつくと過酸化脂質という有害物質を作ります。また、アルコール分子にくっつくと、細胞を傷つけたり、細胞の遺伝子を狂わせて、動脈硬化や心臓病、糖尿病、ガンなどの病気を誘発することもあります。
活性酸素は人間の老化を早め、ガンや成人病の原因となり、シミ、ソバカスなどの肌の老化を進めます。現代社会では、ストレスや大気汚染、食品に添加された化学物質、喫煙により、必要以上の量をたいないで発生させてしまっております。
過酸化脂質はたんぱく質と化合しリポフスチンという黄褐色の顆粒を合成し、細胞の核近くに沈着します。老人性シミの原因ではないかと考えられております。
リポフスチンを分解するものは、レシチンとビタミンE、不飽和脂肪酸があります。特に、レシチンとビタミンEの組み合わせがよいといわれております。それはビタミンEの抗酸化作用が、レシチンの中の不飽和脂肪酸の体内での酸化を防ぐからです。